葉枯らし乾燥
新月伐採をした杉を伐採地でそのまま数か月、葉をつけたまま置きます。
所謂、葉枯らし伐採と呼ばれるもの。樹木の持つ水分を葉を残したままにすることで落としてしまうより効果的に抜くことができます。天然乾燥材として製材するには先人の知恵でエコでやり方だと思います。ただ、現在では伐ればすぐに山から出してきて製材、機械乾燥がコスト面を考慮して採用されることが多いようです。このようにゆっくり水分を抜くことで木材の持つ粘り、柔軟さを失わない材の生産が可能になります。コスト面はとても重要ですが、このように手間暇をかけた材とそうでない材との差額など住宅の全体のコストからすると1、2%にしか過ぎないので出来れば採用出来たらと思うのですが・・・
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