厨房設備

今回は飲食店とあって、それ用の設備機器が必要となります。

特にカレー屋さんは臭い(香り?)が近隣のクレームの対象となる場合があるので注意が必要です。

写真はコンロ上のフードを取り付けているところです。

ごつい300φのダクトが露出で天井下を走っているのが確認できます。

使用するコンロの熱量、フードの開口面積等から算出してこの大きさとなったわけですが、今回は天井裏が無いこと、予算的に余裕がないことを理由に思い切って露出配管となりました。

フード内の風量をコントロールするインバータです。

奥のシルバー色の部分が放熱板となっているようで、壁に埋め込めないためこのように出っ張ってくるのが鬱陶しいですね。

これを操作することで別部屋に設置したシロッコファンを経由してダクトを屋上まで持ち上げ排気するルートを確保しました。


電気設備もまた住宅とは違うものがあります。

業務用冷蔵庫、業務用エアコン、および上記のシロッコファン用に動力用の電気を新たに引き込みました。

ガス設備の新規引込を合わせて、今回設備工事に費用が掛かることとなりました。

必要なことなので仕方ないのですが、私などの意匠屋さんにとっては建築に掛けれられる予算がどんどんそちらに取られてしまい、残された予算の中でどれほどの事が出来るのか、計画の時から頭を悩ませた点です。

一級建築士事務所 髙志設計室

肌触り良く、気持ちの和らぐ住宅設計を目指している建築設計事務所

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