製材所へ
雨降りばかりで気持ちもじっとりしますね。
改修工事のコストコントロールも、設計屋さんとしては気持ちがじっとりとするもので、できればコストを気にせず好きなように設計したいものです。
今回も当然そのことをクリアしならず、紆余曲折があって今に至っております。
当然必要な機能を満足した上で意匠のことになるので、今回も仕上材に掛けられるコストには制限があります。
で、設計者の工夫がどうできるかになるわけですが・・・
先週の日曜日はそんな中晴れ間が見えた良い天気の日でした。
内装材の木材には無垢材、特に国産の無垢材を使用するのが私の好みです。
その日、内装の仕上げ材に使う予定の板材の相談、選定にお世話になっている奈良県の製材所に行ってきました。
写真のものは、一旦製材して板材として桟積みしている杉材です。
ちょうど予定しているカウンターに使用できる大きさなので検討のため写真を押さえてきました。
表面に割れが確認できましたが、もう一度表面を挽くのでそれで問題なければ写真の物が店舗に使われているかもしれません。
国産材で使用される多くの材は杉と桧でしょう。
下の写真をご覧ください。
左の2枚(うち左が黒っぽいもの)が杉、右の綺麗なものが桧です。
桧は写真のように目が詰まって上品な白い表情の物が多いかと思います。
一方杉は産地よっても違いが多く、写真のように黒いもの、赤いもの、茶色いもの、はぶしが入ったもの、様々です。
今回、使うのは主に杉材ですが、前述しましたように、挽いてみて、出たところ勝負の側面もあります。
但し、そうは言っても、吉野系の材料ですので、年輪の目が詰まったそれなりのものが入ってくると期待しています。
最後に、道中で見つけた滝の写真を上げます。
一服の清涼剤になれば幸いです。
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